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子どもはピント調節力が強いので、見えない時でも強くピントを調節してしまい、視力の状況が分かりづらいです。
子ども(小学生以下)の正確な目の度数を検査するためには「サイプレジン」という点眼薬を使って検査を行います。
サイプレジン検査を受けられる方へ
モノを見ようとする時、目の中の筋肉が緊張し、水晶体を厚くすることでピントを合わせます。これを「調節」と言います。
子どもの場合、余分な調節をしてしまい、通常の検査では正確な目の状態が分かりません。そのため、調節を休ませる点眼薬を使用して検査を行います。
サイプレジンという点眼薬を5~10分おきに2回点眼し、1時間後に屈折(遠視・近視・乱視の度数)検査を行います。
この点眼薬を点すと
◎瞳が大きくなり、光が眩しく感じます
◎近くが見えにくくなります
※個人差がありますが、約1~2日で元に戻ります。
まれに副作用として、一過性の精神症状(眩暈・幻覚・方向誤認)が現れる場合もございます。
子どもが「ものもらい」など目の周囲の病気にかかった場合に、触れさせないように眼帯を使用してしまう場合があります。
眼帯を使用することで、形態覚を遮断してしまうため、視力の発育過程にある乳幼児の場合には、短期間でも弱視を引き起こすことがあります。
重度の外傷治療などで不可欠な場合を除き、乳幼児に眼帯を使用することはお控えください。
待合室には、お子さまとご一緒に来院いただいた場合に備え、キッズスペースを併設しています。
お子さまを診察する際に、どうしても診察室が好きになれず、落ち着かなかったり、泣いてしまったりする場合に、キッズスペースで診察すると安心できるのか、おとなしく受診してくれることもございます。
また、保護者の方がお子様連れで受診される場合も安心して診察・治療を受けていただけます。
【コロナ禍で一旦とりやめていましたが小規模で再開しております。感染対策の為、本やおもちゃは設置しておりません。】